これまでフォトグラファー黒田明臣が生み出したプリセットのコンセプトは、出汁のような形で写真の個性を活かす事ができるベースとしてのプリセットをお届けしてきました。今回は黒田明臣による Lightroom プリセットの最高到達点として、わかりやすく初心者から上級者までが活用できるうまみ成分を凝縮しています。ボタン一つで写真をアップデートする非常にパワフルなパラメータが特徴です。


フォトグラファーとして活動している方はもちろんのこと、デザイナーとして写真を編集する機会がある方、ご自身で撮られた写真やストックフォトに一味加える為のエッセンスとしても幅広くご活用いただけます。


各プリセットは映画監督をモチーフに、総合芸術でありながらも監督が作品に及ぼす影響力をメタファーに各ジャンルの名匠から生み出されました。


300をゆうに越える試作品から厳選して、それぞれ独特な特長を備えたラインナップとなっています。


二年越しの最新作をお楽しみください。

試してみて良かったら #黒田プリセット で作例や感想をご投稿ください♫


– キーワード –

RAW現像 / レタッチ / ポートレート / スナップ / テーブルフォト

– コンテンツ –

パソコン・スマートフォン対応のLightroom プリセットが3つで1セットの計3パターン

– おすすめ –

仕事や作品の現像クオリティをあげたい方

– 必要環境 –

Lightroom Classic CC

Lightroom CC

クリエイター

フォトグラファー

黒田明臣

黒田明臣


株式会社XICO 代表取締役。

フリーランスエンジニアから写真家・実業家へキャリアシフト。ソフトウェア設計、ビジネスデザイン、B2B/コミュニティマーケティング、ビジュアルプロデュースを掛け算。自社経営をはじめ、外部顧問としてビジネスデザイン領域や事業戦略設計の支援、フォトグラファーとして広告写真制作やプロデュースなど浅く、広く、活動中。

Sale Off
写真編集にうまみ成分をボタン一つで追加するプリセット界の味の素!上質と卓越の Lightroom プリセット

プリセット内容

本プリセットは「Chapter I」「Chapter II」「Chapter IIIの3部構成となっております。

Chapter I

Chapter Iは、クリエイティブの基礎と細部へのこだわりが際立つ3つのプリセットを揃えています。


Nolanは、洗練されたブルーと均一なコントラストで自然光を美しく映し出します。Andersonは違和感のある独特なカラーグレーディングと浅めのシャドウで異なる観点を引き立てます。一方、Spielbergはやさしいコントラストと程よいフイルム調で写真に懐かしさを添えます。これらは個々の特性を生かし、自由にカスタマイズできるため幅広い表現が可能です。

Nolan / ノーラン

洗練されたブルーが特徴のトップバッター、ノーラン。今回のプリセットの中では、その他と比較して個人的王道に近いニュートラルな一品。ブルーとシアンを香らせながらコントラストを均一化するので、自然光下の強すぎるコントラストや、室内で複雑な光の状況に対応するのにベストチョイス。


元々コントラストが少ない環境での写真は、すこし眠たくなる可能性があるので、その場合は白レベルをお好みの位置まであげると、清々しい夜明けが訪れるはずです。


元々は複雑な光を扱うためのプリセットとしてつくられましたが、いつも複雑性を見事な作品に昇華しているクリストファーノーラン監督にあやかって、ノーランに。

Anderson / アンダーソン

違和感のある独特なカラーグレーディングが特徴。20代の頃から敬愛してやまないポールトーマスアンダーソン監督にちなんだ一品。自分としてはめずらしく、浅めのシャドウが特徴的。


ウォームカラーと浅めのシャドウで構成されるアンダーソンは、どことなく寂しさを漂わせながら日常の一コマに異なる観点を与えるべく生まれました。人物からスナップまで幅広く活用できるはずです。


ブルーアワーでは、きちんと青を主張しながらを補色となるオレンジ系のカラーを拾う設定になっているので、そのように使ってください。

Spielberg / スピルバーグ

素材の味を活かしながらもしっかりとした味付けに強調する。王道が王道たる所以を地でいくスピルバーグ。とある友人のリクエストを受けながらつくられた、程よいフイルム調を目指した作品。


奇を衒うことなく、やさしいコントラストと、すこしグリーンに寄せられたアンダー部分が懐かしさを呼びおこしてくれるかも?


コントラストを調整することで、塩のように濃さは自在に変更可能。大きく調整しても素材の味が崩れることはないのでカスタマイズ性に優れたベースでもあります。人物にも活用可能なので、ポートレートなどでもご活用ください。

Chapter II

Chapter IIは、特徴的な色彩表現と卓越したカラーグレーディングが魅力的な3つのプリセットを提供します。


Fincherは印象的なブルーが特徴で、様々な状況下で活用できます。Refnは光の三原色を強調し、日常と狂気の狭間を描き出します。Coppolaはボタンひとつでレトロな雰囲気と深みのある思い出を表現します。これらのプリセットはユニークな視点を提供し、撮影の幅を広げることが可能です。

Fincher / フィンチャー

無限のブルーを目指して作成されたフィンチャー。これは仕事でも頻繁に活用するカラーグレーディングで、個人的に愛してやまないマジックアワーがインスピレーションのはじまり。


曇り空でも、クローズアップでも、ピーカンでも、印象的なブルーが実現できるように、尖りつつも汎用的なバランス感覚が特徴。鑑賞中は、呼吸することすら惜しい緊迫した演出が心地よいデイビットフィンチャーの映画のように、どこか刹那的な印象も目指しました。


このブルーは、ホワイトバランスをニュートラルにした時にちょうど良い形になるようにしているので、無理に後に振る必要はありません。写真内のコントラストによっては、白レベルを調整することで、穏やかな青にすることも、時には荒れ狂う深い群青を目指すことも良いでしょう。

Refn / レフン

今回の最重要作品、偶然から生まれた狂気と静寂が同居する無情のプリセット、レフン。光の三原色を強調しつつも、人の道を外れないレベルに抑えたトーン。日常というにはあまりにもアグレッシブ、だけど許せないこともない、そんなワンシーンを演出する一品。


なにかがおかしい、でも、なにがおかしいのかはわからない、そんな瞬間にはぴったり。光の混ざった環境やマジックアワー、もちろん夜の街中であっても、過敏に、且つ繊細に光を捉えます。


粒子やコントラスト、黒レベルを調整することで、写真のコントラストに合わせた運用を行なってください。つぶれない程度の黒で、漆黒を表現するのがおすすめです。

Coppola / コッポラ

おそらく最も汎用的、かつ野心的。ボタンひとつでそれは完成する、特徴的なグリーンと、フイルム時代やレトロな雰囲気を実現するクラシックな完成度、コッポラ。


街頭で何気なく撮られた一枚を深みのある思い出に変える、大袈裟にも思えるような配色がどこか懐かしさを運んでくる、そんなプリセットになっています。


色が大げさに感じることもあるので、そのときはコントラストや彩度を変更することをおすすめします。明るさはハイライト測光を意識して、少しアンダーに寄せることでバランスの良いコントラストに近づきます。

Chapter III

Chapter IIIは、異端かつ意欲的な3つのプリセットで構成されています。


Ka Waiは特徴的な光と露出の調整で独自の世界観を表現します。Scorseseはシアンとグリーンの狭間で傑作スリラーのような雰囲気を作り出します。Chazelleは明暗と色彩のコントラストを活かし、ポップながらもノスタルジックな雰囲気を醸し出します。このセットは大胆な色彩表現と鋭い視点を持ち、撮影の可能性を無限に広げます。

Ka Wai / カーウァイ

今回最大の異端児、カーウァイ。果たしてこれを実現して良かったのだろうかと、今でも少し悩まされる異形のプリセット。大人しくしていれば、大きな変化は訪れない、しかし一度特徴的な光を掴んでしまうと露出を間違えたフイルムのように暴れ狂う宇宙からの使者。


全体に琥珀調のアンバーな雰囲気を纏わせつつ、どこかノスタルジックで、幻想的なイメージが特徴です。これまで出汁だとかなんとか言っていたプリセットと異なり、ほとんど刺激物。


危険物取扱資格がなくても扱える唯一のものかもしれません。一度もともとの写真のことは忘れ、マルチバースだと思ってご活躍ください。ホワイトバランスごといじってしまうような大胆さをもって扱うことをおすすめします。

Scorsese / スコセッシ

傑作スリラーを実現するシアンとグリーンの狭間。使いやすさ抜群のこちらは、スコセッシ。静謐で重い印象と、昭和や80年代を思い起こさせるプリセット。


ずしんとわかりやすい変化が訪れるが、決してくどくない味付けを目指されており、使いやすさは意外と抜群。万人に愛されるシュールな明るさも持ち合わせている。


あなたの記録をシアンに染める破壊力は、100年後に発見された時、その写真は80年代と誤認させるかもしれない。ぜひグリーンやシアンの雰囲気を活かしつつ、コントラストを調整しておこのみの硬さまで茹でてください。

Chazelle / チャゼル

明るいものは明るく、暗いものは暗く。明るくポップに見える写真も、どこか退廃的でノスタルジックな矛盾を同居させるプリセットがこちら。


渾身の一枚も、誰に見せることもない記念の一枚も、言葉では抱えきれない表現で思わず踊りだしてしまうような感覚を共有するのがチャゼルです。様々な種類のライトから受ける影響を強調する独特の色合いは、疲れた心をいやしてくれるかもしれません。


ブラスバンドの鮮やかさ、ネオンライトの曖昧さ、それらを繋ぎ合わせるリズム感。チャゼルはそんな一瞬一瞬の光の変化を楽しむために生まれました。


彩度とコントラストを調整することで、そのシーンに合わせた感情表現が可能です。あえてホワイトバランスをクールにし、影部を強調することで、ドラマティックな空間を演出することもおすすめです。


写真編集にうまみ成分をボタン一つで追加するプリセット界の味の素!上質と卓越の Lightroom プリセット


Open Special price

¥33,000¥30,000
写真編集にうまみ成分をボタン一つで追加するプリセット界の味の素!上質と卓越の Lightroom プリセット

\ ここがポイント /

  • 初心者から上級者までが活用できる

  • パソコンとスマートフォン両方に対応

  • 一味加える為のエッセンスとして

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